事業内容

名古屋工業大学は、独立行政法人日本学術振興会の研究者海外派遣基金「組織的な若手研究者等海外派遣プログラム」に採択されました。
本事業の実施機関は平成21年度~平成24年度の4年度です。 組織的な若手研究者等海外派遣プログラム詳細

事業の目的

本学は、「ひとづくり」、「ものづくり」、「未来づくり」を基本理念とし、国内外の工科系大学とも連携し、持続的社会の発展に与する科学技術の創出と、それを為し得る優れた人材を数多く輩出することを使命としています。先進的セラミックス産業が世界一集積している中京地区に立地する本学のセラミックスを軸にした材料科学に係わる教育研究は、我が国においても極めてユニークで、産業の振興と人材輩出に大きく貢献しています。

本事業は、技術主導であったセラミックスに科学要素を取り入れ、科学と技術の調和のとれた工学パラダイムシフトを先導することを目指します。工学分野の中でも、とくにセラミックスを基軸として、知能情報科学分野との連携・融合により、新たな材料科学分野の開拓を目指します。具体的には、計算機科学を主体とした解析・設計ツールを取り入れ、情報データ認識や処理機能など材料に知能機能を具現化する新たな材料科学分野の創出と、それを可能にする優れた若手人材の育成を図ります。

 

事業内容

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 本事業は、日本学術振興会の「若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)」に平成21年度新規採択された「国際ネットワーク形成に向けた次世代セラミックス科学若手研究者育成プログラム」を発展的に展開させる事業として位置づけられます。

本学のセラミックス科学研究教育院が先導するITPでは、フランスのグランド・ゼコールである国立セラミックス工業大学校(ENSCI)、リモージュ大学(LU)、イギリス・インペリアルカレッジ・ロンドン(ICL)、およびドイツ・エルランゲン-ニュルンベルグ大学(UEN)をパートナー機関として、若手研究者の派遣を中心にした研究者交流事業を実施しています。若手研究者の派遣に加えて、パートナー機関の主要教員を本学の招聘教授として研究指導を担当しているなど、本学が目指す研究教育拠点としての国際セラミックスネットワーク形成に向けた成果が着実に上がってきています。

ITPを実施する中で、機能追及の立場からの材料研究に加えて、機能発現メカニズムの解明や環境適応・安全工学からの研究など、セラミックス科学研究教育院の活動の幅が広がりつつあります。また、今後の材料研究に欠かせない原子・分子オーダーでの物質創成と材料科学への展開を図るためには、計算機科学や知能科学分野との連携が必定です。さらに、海外パートナー機関からも、本ITPに参加するメリットが大きいと評価され、自国の他機関への紹介や参加希望が積極的に寄せられるなど、ITPを土台にした拡大発展が期待されるようになっています。

このような状況を踏まえ、本事業では、現行のITPの目標に加え、環境・エネルギー問題などのパラダイムシフトへの対応を展望し、新しい材料科学・工学の創出と、それを可能にする若手研究者育成を目標に掲げます。国際的視野を有し、次世代の工学研究を切り開くことのできる若手研究者を育成するために、現行ITPで培ってきた学内の協力関係を強化し、国際交流実績の幅広い活用と国内外パートナー機関を通しての国際連携ネットワークの拡大を目指していきます。

ITPをベースにした拡大発展のための基盤作りの方向性

ITPをベースにした拡大発展のための基盤作りは、大きく3つの方向性によって実施されます。

  1. 材料科学と情報科学の融合による新しい科学領域の創出とその展開という、対象分野の拡大。
  2. 対象分野の拡大に伴う、海外派遣先の拡大。本学の既存の海外パートナー機関のみならず、優れた研究機関への派遣をも積極的に推進することで、新たな国際連携ネットワークの基盤作りを行う。
  3. 派遣者層の拡大。学部学生も派遣者に加え、主として本学の既存の海外パートナー機関への派遣を行い、若手研究者としての自覚を養う。
 
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